おくずがけが食べたい

おくずがけが食べたい

 

田んぼや木々が茶色に染まり、空気もだいぶ乾いた感じになってきました。
12月が迫った頃の仙台では、いつ初雪が舞ってくるのか?はらはらする日々を過ごすようになります。
遠い記憶ですが、この時期になると食卓にあがる郷土料理がありました。子供の頃に良く食べていたものです。

その名も「おくずがけ」。
むしろ当時は仙台の郷土料理だという認識もなく、
母や祖母が作る単なる田舎料理としか思っていなかったような気もします。
もちろん「おくずがけ」という名前があることも知りませんでした。

私も大人になりいい歳になった今、
味覚的な食欲からか、郷愁からなのか、どこからきた欲求なのかよく解りませんがこの「おくずがけ」がとても食べたくなってきました。

今日はこの仙台の郷土料理おくずがけについての想いを、
以前に制作した「紙芝居コンテンツ」を絡めて書いてみました。

 

▼食材王国みやぎサイト。みやぎの特産物物語「おくずかけ」
こちらから→https://www.foodkingdom-miyagi.jp/tokusanbutsu_s/index.html

okuzukake_photo

 

この料理はもう何年も食していません。
個人的な憶測ですが、
ある年齢層より下の方々はその作り方はおろか、
存在すらも知らないのではないかと長きに渡り睨んでいます。
(私は軽く20年以上は食べていません)

皆さんはどうでしょう?

 


具沢山。今思えばとても贅沢なお袋の味です。

 


各家庭で味も具材も異なる。なるほど。

 

確かウチの「おくずかけ」は餡かけに野菜が沢山入っていて、
主役の「具」は「温麺」でした。

えーと、まずセリに人参に油揚げの細切れ、
それと丸くて小さいカラフルな麩(あれなんて言うんですかね)、大根も入っていたような。
里芋の刻んだやつも入っていましたね。
もっとあったはずですが思い出せません。
それにドバっと七味をかけて食べる。
これがだいたいスタンダードな食べ方ではないでしょうか。

とにかく間違いなく言えるのは体が温まる食物だという事。
寒い冬に少し大きめのお椀にはいったおくずがけを、
汁まで全部たいらげた時に得られるカタルシスがなんとも言えません。
もう汗だくです。

家庭によっては、餅を入れたり、餡かけにしなかったりなど、
いろいろな食べ方があるようですね。

私の場合は、
実家にいった時限定で母や祖母が作ってくれます。
「おくずがけ食いたい」と言うと喜んで作ってくれるもの。
そんなホンワカした印象がおくずがけにはあります。

ちなみに、
我が家で作ったことは無いと思います。

仙台の郷土料理だと思っていましたが、
調べてみて宮城県の全域の郷土料理だよいう事が解りました。
昔はどこにでもある「家庭料理」。
それだけ食卓に密着したメニューだったのですね。

 


ルーツは精進料理。

 

確かお彼岸などにも良く食べた記憶があります。

子供の頃は肉などが入っていないし、
シンプルな醤油味で、確かに精進料理に近い感じがしていました。
そんなに好きでもなく、嫌いでもないものでした。

 


この組み合わせ。記憶にあります!

 

年齢経過で食べ物の好みも変わると言われますが、
確かに。
今はこういうメニューが結構好きです。

思い出すと食べたくなる、
五感のようなもので覚えている味。
これを「お袋の味」と言うのかも知れませんね。

誰かおくずがけを作ってくれませんかね~。

 

 

以上、宮城・仙台の郷土料理「おくずがけ」でした。
これを書いている今はちょうどお昼時。お腹がグ~っと鳴りました。

最後まで見てくださりありがとうございました。

 

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