寒い夜は「仙台曲がりねぎ」で鍋を。

寒い夜は「仙台曲がりねぎ」で鍋を。


毎朝通る岩切地区。

 

朝の通勤。私は岩切の今市橋のある街道を毎朝通っています。
その通り沿いに、「セルフ野菜販売所」を出している農家さんが何軒かあります。
お金を入れる箱と、今朝採れたばかりの野菜が並んでいる小屋です。
みなさんも見たことありますよね、無人の野菜直売所です。

 


遠くに見えるのが今市橋。

 

以前にJA仙台の方に聞いた話だと、
無人販売所は数も減り、仙台市内では珍しいものになっているそうです。
その理由としては、世代交代による専業農家の減少によるもの。
そしてもう一つは、言ってみれば「暗黙のモラル」の欠乏といったところでしょうか。
ご近所付き合いもなども昔とは違ってきている近頃だけに。
残念な事が起きているのは誰にでも容易に想像できるでしょう。

この様な無人直売所が、私の地元である岩切にはまだ何軒か残っています。
無くならないで欲しいものですね。

 

そしてそこに必ず置いてあるのが、
岩切で生まれた伝統野菜「仙台曲がりねぎ」です。
季節に関係なくいつでも置いてあります。

 

これです。

 

ねぎの種類としては大きく二つに分かれるそうです。
一つは一般的に売られている真っすぐのねぎ。「一本立ねぎ」と言われるものです。
それに対して通称仙台ねぎと呼ばれる「曲がりねぎ」です。
一本立ちねぎに比べ、辛味とコクが強い曲がりねぎは加熱することで味わいがさらに増すので、
鍋料理はもちろんのこと様々な食べ方が出来ます。
ちなみに、
生産者曰く「仙台曲がりねぎ」の一番おいしい食べ方は素焼きに醤油一かけ。
だそうです。

 


岩切ブランドの曲がりねぎ!

 

以前にこんなホームページコンテンツを制作しました。

宮城県運営の「ぷれ宮夢みやぎサイト」。
■厳選食材ラインナップ「仙台曲がりねぎ特集」
http://www.premium-miyagi.jp/lineup/index.html
magarinegi
そのときに岩切の生産者を取材しいろいろお聞きしました。
今日はその時のお話を思い出しつつ書いています。

 

なんでも、
岩切という地域は七北田川の周りに位置した環境になっており、
その土室は「砂壌土」という野菜の作付けにはとても適した土壌で、
昔から仙台を代表する野菜の供給地だったそうです。

 

しかし、そんな土壌にも作付けに向かない野菜がありました。
それが「一本立ちねぎ」です。
七北田川に近いだけに地下水位が地面に近いところにあるため、
水はけが悪くねぎの作付けには向かないのだそうです。

 

そこで明治時代に岩切・余目地区に住む永野一さんという方が、
「やとい」という栽培技術を編み出したのが「仙台曲がりねぎ」のはじまりという訳です。
やといは、ある程度育成させたねぎを一度土から引き抜いて、
また土壌に寝かせるかたちで土をかけていく。といった作付け方法で、
寝かされたねぎはお日様に向かって起き上がろうとして、
曲がった形に育っていきます。

よく野菜はストレスで美味しくなると言われますが、
曲がりねぎも同様で寝かされたときのストレスにより、
とても美味しいねぎに成長するのだそうです。

 


一度抜かれたねぎたち。
(写真は生産者さんに撮らせていただいたものです)

 


寝かせたねぎが起き上がろうとしてこうなります。
(写真は生産者さんに撮らせていただいたものです)

 

この様な昔ながらの独特な作付け方法を今もなお継承されている訳です。
まさに伝統野菜ですね。

今では仙台市内のスーパーでは、
どこでも置いてありますが、
やっぱりじもとの生産者さんが作った曲がりねぎが食べたいですね。

じもとの身近なところに、
こんな素敵なブランド食材があることに鳥肌が立つ今日この頃です。
ねぎの一本焼が食べたい~!

 

以上、岩切の伝統野菜「仙台曲がりねぎ」でした。

最後まで見てくださりありがとうございました。

 

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